思い出は時としてほろ苦い(職員I)

先日、アルミで巻いた芋を炭火の上に直接乗せ、焼き芋つくり。
しばらくすると、周囲は甘い香りにつつみこまれていた。
ほどなくして、入居者Tさんが登場され、
「これじゃいかん。網をおいて、その上に芋をのせないと絶対焦げる」と力説
焼き芋は出来上がり終盤を迎えていて、今更後にも引けず・・・
「大丈夫、このままで焦げません」と芋を焼き続けた。
それから10分ほど経過しただろうか
周囲の期待を一身に集めた試作第一号の焼き芋は、
入居者、職員に囲まれたテーブルへ運ばれ、アルミはく開封の儀・・・・・・
甘い香りが、一瞬でかき消されるような、焦げた香りにつつまれる。
「Tさん。ごめん・・・言うことをちゃんと聞いておけばよかった」
「ふ~」とため息を一度つかれ、アルミはくで、新たな芋をつつむTさん。
やはり経験と実績が上の者の意見は尊重すべきと実感
今回の失敗は、焦げた芋のようにほろ苦い思い出となった。
その後、焼き芋つくりの主導権が、Tさんになったことは言うまでもない。

ご質問やご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

まほろあいら
〒899-5652 鹿児島県姶良市平松3415-1
Googleマップで地図を開く
TEL. 0995-73-7812 / 月〜金 9:00〜17:00
お問い合わせフォーム