苦しみを聴く (職員I)

福祉、医療に携わらない方から、
「認知症の人は、忘れるから悩み事もなのではないか?」と
質問されたことがあります。
果たしてそうでしょうか?
物事を忘れるということに、不安、焦り、恐怖などを感じられ、
その感情が理解されない時は「はがゆい」想いとなり、
苦悩の表情を見かけることは少なくありません。
様々な悩み、苦しみを抱えながら生活されているのです。
その苦しみの表現として、泣いたり、大声で叫ばれたり、
憤慨されたりされるのだと思います。
そんなとき、私たちにできることは何か?
それは「苦しみを聴くこと」
人は苦しみを誰かに話し、聴いてもらえたと感じることで、
安心できたり、苦しみが和らいでいくからです。
先日テレビで「認知症の方は繊細なのだ」と報道されており、
たしかにそうかもしれない。繊細であるからこそ、
私たちは、より繊細に、利用者様が抱える苦しみを
聴くことができるようにならなければと思うのでした。
さて、職場では、聴くことの重要性を語っておりますが、
先日自宅で、夫から「おまえ昨日も同じ話しただろ」と注意されました。
上の空ではなく、たまには夫の話も聴いてあげなければ・・・

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まほろあいら
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